見どころと特徴
江戸時代、鎖国していた日本は、ここ出島でのみ海外との交流が許されていました。そのため長崎には大名がおらず政府直轄地「天領」とされていたのですが・・・それはまた別の話。
近世の埋め立て工事により、現代の出島は「島」ではなくなったのですが、現在は当時の出島の姿を復元すべく、長崎市主導で復元事業が進められています。
復元された当時のオランダ・ポルトガルの商館長=Captain(カピタン)が生活した部屋などのデザイン・暮らしぶりから、江戸時代当時いかに長崎の出島が日本の最先端を走っていたかが分かります。
また、2017年には江戸時代と同じ位置に出島表門橋が建設されました。重要な史跡である出島側の岩盤を傷つけないように、世界でも類を見ない片持のヤジロベーのような構造をしており(出島側がわずかに浮いている構造)、近代建築デザインと当時の表門橋のイメージを高度に融合させた橋になっています。
鎖国中の日本で、200年に渡り唯一西欧世界に開かれていた出島。長崎市中心部にありアクセスもしやすいため、ぜひ一度訪れてほしい場所です。
交通アクセス
オススメ!長崎電気軌道「出島」駅にて下車して眼の前です。
長崎市内中心部から10分以内。路面電車からホテルが離れている場合はタクシーでもよいかもしれません。
長崎市内の路線バスは経由地によっては出島近辺を通らない可能性があり、あまりオススメしません。
併設の駐車場はありません。付近のコインパーキングに駐車してください。